医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第173回
動悸がして、立ちくらみがあって、腰痛も・・

汗かきで、盗汗もかくし、食べるとすぐ眠くなる、
手足が冷える、生理痛もひどい、生理の時出血も多い、
神経質、朝起きられない、風呂に長く入れない、
吹き出物もあるし、どうなっているのかな、という人がいました。

まずは、大量の電磁波を寝室で浴びているので、
寝室の整理、片付けることをしてもらいました。
Oリングテストして薬をあわせ、
橘皮枳実生姜湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、
当帰芍薬散をだしました。

1週間後に来院し、風邪を引いているということで、
麻黄細辛附子湯をだし、
その他に甘麥大棗湯と当帰芍薬散をだしました。
その後症状は次第に少なくなっていきました。
しかし、イマイチきちんとよくならないのです。
そこで、100歳まで生きている人達を調べた結果、
脳の延髄と橋に全く問題ないと
元気で長生できるということが分かりましたので、
この人の橋と延髄の前癌状態の反応を
徹底して治療してみることにしました。

延髄には五臓六腑に対応した部位があります。
そこを治療していくわけです。
この人の場合は延髄の前癌状態の反応がある部位には
苓姜朮甘湯がOリングテストでピッタリあうのです。
橋の部分には桂枝茯苓丸です。
それと脳の赤核には当帰芍薬散です。
これを10日分投与しました。

10日後に来院し、今までと全然違う、
生き生きとした様子で来たのです。
延髄や橋の前癌状態の反応も減少してきました。
鉄の蓄積も少なくなってきました。
体調もよくなってきたというのです。
同じ処方を続けてだしました。
また10日分です。

その後来院し、前癌状態の反応がほとんどなくなりました。
症状もほとんどなくなったのです。
ここまで3カ月かかりました。
その後、わかったことですが、
大脳の働きは視床の働きに左右されることです。
視床がどうも大脳の免疫システムを司っているようなのです。
例えば、視床の内側核に問題がある人は
前頭葉の働きが悪いのです。
前頭葉に細菌やウイルスの感染があるのです。
内側核にも細菌やウイルスの感染があります。
内側核を治療すると前頭葉の働きもよくなるのです。

前にも言いましたが、
前頭葉は学校の成績とあまり関係がないのです。
物凄く成績が優秀でも前頭葉の働きが悪い人が一杯います。
大学時代のしがらみで社長になっても、
今の日本の状況では前頭葉の働かない社長は
会社をダメにしてしまいます。
あなたの会社の社長は前頭葉が働いていますか。
視床に効く薬と赤核に効く薬はほとんどの人は同じなのです。
この人も前頭葉が十分働くようになっていました。


←前回記事へ 2005年3月9日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ