第172回
ヒステリックな人と結婚しない方法
もう手遅れな人が多いと思いますが、
まだ可能性がある人に話しましょう。
イライラしたり、突然怒りだしたり、無口になったり、
物を投げつけたり、暴力をふるったり、あれこれと口出ししたり、
と被害を受けている人は男と言わず女と言わずいるものです。
はっきりとした理由もわからず、
なんで?とハテナの連続の人もいるでしょう。
そういう精神が不安定な人は、脳の扁桃体に異常があるのです。
松沢大樹さんが書いた、
「目で見る脳とこころ(NHK出版)」という本。
アルツハイマー病や統合失調症や鬱病について、
図や画像をもちいて、分かりやすく書いてあります。
そして、統合失調症やうつ病についての
新しい考え方が載っています。
興味のある人は読んでみるといいです。
その中で、統合失調症は
脳の扁桃体の上外側の欠損像が見られるというのです。
それとうつ病も扁桃体の中央部から下部にかけての
破壊像が見られるというのです。
そこで、診療しながら、
Oリングテストを用いて確かめてみると、
かなり正しいことがわかりました。
左右の脳の扁桃体で破壊が見られると、
統合失調症やうつ病になりますが、
右の脳だけとか左の脳だけとかだと、
病的な状態が時に見られるけれど、
病気というふうに言われない人達が
非常に多くいることがわかりました。
また、左右に破壊があっても程度が軽いと
病気という状態にはなりません。
また、統合失調症は扁桃体の破壊だけではなく、
私が調べた所では、視床の外側腹側核などの
視床の外側の核の異常と内側膝状体の異常、
それに尾状核などの異常の
3つの部位の異常が揃うと起るようなのです。
1つでも欠けると、統合失調症にはならないようです。
でも、性格に問題が起ります。
イライラ、怒りっぽい、物を投げつけるとか、
なんともない時はいいのですが、
きっかけのようなものがあると
大変周りが迷惑する状態が起るのです。
また鬱病も扁桃体だけでなく、
やはり視床の外側膝状体の異常も伴うようです。
これも破壊の程度と左右ともに破壊があるかで違うのです。
右とか左だけだとうつ病とは言えない状態で、
ときどきうつの状態になる、
落ち込みやすいということになるのです。
ですから、相手の脳をOリングテストしてもらい、
ここに異常がないと人格円満の人に非常に近いのです。
完全にそうだとはいいません。
扁桃体に異常がない人と一緒になると、
心穏やかに生活できるのです。
でも、ここに1つ問題があります。
恋は人を盲目にすることです。
そして、そうまでして結婚することに意義ありや?です。
でも、30年も一緒に生活していると、
そうすれば良かったなと私に共感する人もいるでしょう。
さて、その治療ですが、
この破壊像の所には細菌やウイルスの感染があるのです。
ですから、かなり漢方薬で治療が可能なのです。
うつと統合失調症と合併したような人もいるのです。
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