第157回
メガネが原因です
高齢の患者さんで認知障害と言われる人ですが、
食事するのに1時間以上もかかり
介護する人も大変だというのです。
縁があって私の所に来てくれたのですが、
どうも単純に認知障害とばかり言っていいのかなと思う人でした。
脳梗塞で言葉がうまくでないようですが、
今までの治療が治療になっていないようなのです。
腕の所で測定した血圧が高いと
すぐ降圧剤を投与したりしますが、
脳の血圧がそれほど高くない人がいるのです。
腕の所で少し高めの人に降圧剤を使うと
腕の所の血圧では正常でも、
脳の血圧が下がり過ぎる人がいるのです。
口が言える人は、
降圧剤を飲むと具合が悪いとすぐ言えるので、
それに対処して薬を変えてもらえます。
それでもどうも体調がよくない人は、
勝手に薬を減らしたり、
飲まずに医師と上手に付き合っている人もいると思います。
この人の場合は一見して、脳の低血圧が疑われたので、
Oリングテストで脳の血圧を測定してみると、
70mmHg、腕の所は140mmHgです。
実際の腕の測定でも140mmHgぐらいでした。
そして、電磁波も大量に浴びていたので、
寝室を片付けるように言いました。
漢方薬をOリングテストして投与し、
2回目に来院した時は脳の血圧は100mmHgになっていました。
今までは笑うこともなかったのが笑うようになったのです。
食事時間も少しよくなりました。
脳の細菌やウイルスを治療し、脳の赤核の異常も治療し、
脳の鉄の蓄積も解消してきました。
一ヶ月後には
食事の時間も朝はそんなに時間がかからないのですが、
夕食時間が長くなるというのです。
おや!と思いました。
寝ている時は薬が効いているが、起きると効かない。
起きると身に付けるものが脳の血流障害を起こしている。
そこで、顔を見るとメガネをかけている。
メガネは四六時中かけていて、寝る時は外しているといいます。
メガネを外してみると、脳の血流障害が改善するのです。
そして再度メガネをかけると脳の血流が極端に悪くなるのです。
原因はメガネでした。
その為、夕方になると食事時間が長くなるのです。
メガネに血流書害を改善するマニキュアを付けてみると、
今度はメガネをかけても大丈夫なのです。
この人はメガネですが、
入れ歯だったりすることが多いのですよ。
認知障害と言われている人でも、
脳の細菌やウイルスを治療し、
延髄や橋、中脳などの異常を治療すると
見違えるようになる可能性があるのです。
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