第147回
自分が病気であることを自覚できない人がいる
50歳の人ですが、
貧血以外はどこもなんともない、
自覚症状は全くなく、元気で仕事していると言います。
でも、どうみても体調はよくないように見えるのです。
Oリングテストして調べると、
あちこちに前癌情態の反応もあるし、
ヘルペスウィルスの反応もある。
それなのに痛みの症状もない。
不思議だなと思っていました。
こういうあちこち異常があっても本人は特別の症状もなく、
検査でも特にひっかかることもない人がいます。
電磁波も大量にあびている。
でも、症状はないのです。
以前から、
どうも右の海馬の働きが極端に悪くなっていると
自覚症状が欠落するのではないか
ということに気づいていました。
左の海馬の働きが悪くなると物忘れが起きます。
ひどくなるとボケ症状と同じ状態になって
言われたことをすぐ忘れてしまうことになります。
それが右側の海馬だけ働かないと
特別症状が見られないのです。
そこで、そういう人がいましたので、
忘れるということに関して何か症状はないかと聞きました。
言われた事を忘れるということはなく、
特別記憶力が悪いということもない。
でも方向音痴があるというのです。
空間認識がうまくないようです。
右側の海馬の働きが悪い人に聞いて見ると
方向音痴が多いのです。
そして、自分の体調の悪いのを自覚していない、
症状が自覚できない人のようなのです。
内蔵の症状
(痛いとか苦しいとか、重いとか、つっぱるとか引きつるとか)
を忘れてしまっている状態があるようなのです。
内蔵の苦しさを瞬間的に忘れてしまう。
そう、言われたことをすぐに忘れるようなものです。
それがまた、ストレスにならないので、
どんどん悪くなるということもないのだと思うのです。
で、この人をどんどん治療していくと、
顔色はよくなってOリングテストしてみると
体調は良くなっていってるのです。
でも、もともと自覚症状があまりない人なので、
何が良くなっているか今でもぴんとこないのです。
勿論右の海馬の治療も良くなるように治療しています。
こういう人を放置しておくと、
ある日突然ぽっくりと大変なことになっている。
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