医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第132回
トイレが近いのに精神科に回されたのです

42歳の人ですが、
小便が近い、頭重、身体が重い、顔がむくむ、眠い
ということで来院したました。

全身に強く電磁波をあびていて、
腎臓や膀胱、肝臓、すい臓などなどに
Oリングテストで異常がありました。
そこで、漢方薬を選んでみたら
橘皮枳実生姜湯、柴胡桂枝乾姜湯、きゅう帰膠艾湯の
3処方が効果があることがわかりました。
これらを一週間処方しました。

一週間後に来て、症状は少しよくなったというのです。
でも今回は風邪を引いているとのこと。
腎臓、膀胱、肝臓、すい臓もよくなってきました。
トイレの回数も減ってきています。
今回の処方は橘皮枳実生姜湯、柴胡桂枝乾姜湯、
桂枝加厚朴杏仁湯の3処方にしました。

一週間後に来院し、症状は更によくなったのです。
しかし、肝臓や胆のう、膀胱にまだ異常がありました。
そこで、今度は当帰四逆加呉茱萸生姜湯、
当帰芍薬散、桂枝加芍薬湯にしました。
これらを3週間投与。

3週間後に来院し、
トイレの回数も更に減ってきたというのです。
でも、膀胱と胆のうにまだ異常があります。
前癌状態の反応です。
そこで、今度は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯と茵陳五苓散、
桂枝芍薬知母湯の3処方が
Oリングテストでピッタリの処方でした。

3週間後に来院し、
トイレの回数を気にかけなくなったというのです。
前癌状態の反応もなくなり、
膀胱には少し細菌感染の反応がありましたので、
苓姜朮甘湯にしました。

もともとは、尿意が頻繁に起きて、
トイレの回数も多く病院に行ってそれを言うのですが、
検査で異常が出ない為、
なんども通院して訴えているうちに
精神科に回されてしまったというのです。
でも、Oリングテストすると
はっきりと異常の反応があるのです。
しかも前癌状態の反応が。
そして、前癌状態の反応がなくなったら
本人の訴えもなくなったのです。
精神科の病気ではないのです。
こういう人はかなりの数いるはずです。
自覚症状だけあって検査で異常がでないため
精神科に回されている人が。

Oリングテストの素晴らしさというのは、
患者さんの自覚症状とOリングテストの結果が
ほとんど一致することです。
ですから、患者さんの訴えに納得でき、
医師が怒りたくなる状態がなくなるのです。


←前回記事へ 2004年12月6日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ