第131回
たばこの効用?
90歳の人ですが、
肩が痛いというので相談されました。
Oリングテストして漢方薬を選びましたが、
家族にかくれてでもタバコを吸うというのです。
どうしてそうなのだろうと思い、
きっと訳があるはずと、
食べもののハンディ(合わない食べもの)を調べました。
ナス科、大豆製品、パイン、バナナ、コーヒーが合わないのです。
これは心臓血管系の病気を起こすパターンです。
でも、この人は今まで
脳卒中や心臓の病気はしたことがないのです。
そこで、タバコがこの人にとってどういう作用をするか調べると、
食べればダメな食べものがタバコを吸う事でよくなるのです。
タバコを吸っていると、
これらの食べものが心臓血管系に悪さをしなくなるのです。
もちろん、タバコもこの人にとっては害にならないのです。
これにはビックリしました。
タバコが端から悪いものだという宣伝に惑わされた
私の考え違いでした。
もちろんタバコが非常に身体に悪い人もいます。
操体法を創始した橋本敬三先生は95歳を越えて元気で、
長生きしましたが、タバコを吸っている写真が見られるのです。
そこで、食べもののハンディを調べると、
先程と同じく、小麦、ナス科、大豆製品、パイン、
バナナ、コーヒー、キノコ類、アルコールなどです。
これは脳卒中のパターンです。
それで、タバコの作用を調べると、
アルコールを除く全ての食べものの
ハンディを無くしてしまう働きがあるのです。
残念ながらアルコールはタバコでは良くならないのです。
これから考えると、操体法を行っていたから
長生きしたという点もあると思いますが、
タバコを吸っていた為に
心臓血管系の病気にならずに過してきたとも思われるのです。
きっとタバコは身体に悪いという宣伝に惑わされて、
止めてかえって体調を崩した人がいると予想されます。
タバコでも身体に良い人と害になる人といるのです。
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