医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第114回
足首の関節が腫れて痛いのです

45歳の人ですが、
4年前から足首の関節が腫れて、
歩くのに痛みがでて、姿勢よく歩けないというのです。
何度か関節から水を抜いたことがあるけど、
またすぐ溜まるというのです。

診察してみると、
両方の足首から先に強く電磁波を浴びていました。
これでは、あれこれ治療しても良くなるはずがありません。
その他に肝臓やすい臓にも異常がみられるのです。
寝室にはテレビと時計が2個しかないと言います。
テレビと時計を片付けるように言いました。
時計は廊下か隣の部屋に置く事です。
足首の関節には、化膿連鎖球菌、ぶどう球菌、破傷風菌、
非定型抗酸菌、尿路系に感染する細菌の反応もあります。
これらに効果のある漢方薬を見つけるために、
生薬を合せる為にOリングテストしてみました。
桂枝、生姜、甘草、大棗、麻黄、附子、細辛の入った処方の
桂枝去芍薬加麻黄細辛附子湯、
茵陳高の入った処方の中で茵陳五苓散、
桃仁、牡丹皮の入った処方の桂枝茯苓丸が
効果のあることがわかりました。

三日分投与して、
寝室を片付ける事、
タグ洗濯表示を切取る事、
温泉に行かない事を言いました。
温泉はそれ自体は効果があることがありますが、
湯船に入ると膀胱などに細菌感染を起こし、
それが関節にも達して、なかなか治らないことがあるからです。
膀胱炎などの症状がない場合でも感染していることがあります。
膝や腰、その他の関節の痛みや腫れなどがある人は、
温泉やプールに入る事は要注意です。
そういうことが起ると言う事実を鼻から信じてないので、
始末に負えないことがあります。
でも、止めた途端に治療効果があがり、
あっというまに治ってしまう人が多いのですよ。
温泉やプールの関係者にはスミマセン。

三日後に来て、痛みは全くなくなり、歩行も普通になり、
腫れもかなり引いていました。
電磁波も浴びていません。
そこで、同じ処方を4日分投与しました。

4日後に来院し、ますます腫れもよくなっていました。
今度はOリングテストしてみると、
処方が変化していて、柴胡桂枝乾姜湯、桂枝芍薬知母湯、
きゅう帰膠艾湯になっていました。
鉄の蓄積にはきゅう帰膠艾湯、
非定型抗酸菌がまだ少し反応するのに、
桂枝芍薬知母湯、胃腸に柴胡桂枝乾姜湯を投与しました。


←前回記事へ 2004年10月25日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ