医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第104回
左の顔が痛いのです

78歳の人ですが、
左の顔が痛いというのです。
三叉神経痛の患者さんです。
調べてみると、左半身に強く電磁波を浴びていました。
そして顔の皮膚にはヘルペスウイルスの反応がありました。
その為に痛みがあるのです。
まず、寝室を片付ける事を話し、
ヘルペスウイルスに当帰四逆加呉茱萸生姜湯を投与し、
胃腸には人参湯、鉄の蓄積には当帰芍薬散を三日間投与しました。

三日後に来院し、電磁波の影響はなくなっていました。
痛みは少しいいのですが、
まだヘルペスウイルスの反応があります。
そこで、また当帰四逆加呉茱萸生姜湯と人参湯、
今度は鉄の蓄積には桂枝茯苓丸を三日間投与しました。

三日後に来院し、顔にまだヘルペスウイルスの反応があるので、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯、それと当帰芍薬散、
心臓の調子もよくないので、炙甘草湯を投与しました。
五日後に来院し、痛みは軽くなっていたのですが、
まだヘルペスウイルスの反応があります。
今度はヘルペスウイルスには半夏瀉心湯です。
それと鉄の蓄積には桂枝茯苓丸、
心臓には炙甘草湯を3週間投与しました。

2ヶ月後に来院し、薬を飲んで痛みが無くなったので
しばらく様子を見ていたと言うのです。
また痛みがでてきましたといいます。
そこで、Oリングテストして調べると、
ヘルペスウイルスの反応があります。
今度は、生薬を一つ一つOリングテストして調べました。
そうすると、半夏、黄蓮、黄今の入った処方で効果的な漢方薬は
やはり、半夏瀉心湯です。
これはヘルペスウイルスに効きます。
艾葉、川きゅうの入った処方で効果的な処方は
きゅう帰膠艾湯です。
それと牡丹皮、桃仁の入った処方でOリングテストして
効果的なものは桂枝茯苓丸です。
この3処方をだしました。
その後痛みはないようです。

三叉神経痛は三叉神経にヘルペスウイルスの感染で起るので、
それを治療するとよくなるのです。
昔私も神経ブロックなどしましたが、
今は全くその必要がないのです。


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