医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第83回
顔に突然湿疹が出来て痛いのです

53歳の人ですが、
うつの傾向があり、治療していました。
初診の時に寝室を片付けるように話しておいて、
その後電磁波を浴びていないので安心していました。
うつ状態もよくなってきた時、
突然顔に湿疹ができてとても痛いというのです。

診察してみると帯状疱疹でした。
水痘帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペスウイルスが反応し、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯が効果があるようなので、
これを投与しました。
それと胃腸には黄今湯、
鬱状態の改善には当帰芍薬散を投与しました。
疱疹が出た方の顔面は強く電磁波を浴びていました。
今までの例では電磁波を浴びている方に帯状疱疹がでるのです。
それと血流障害もあり、
これは洗濯表示、タグなどのためでしたので、
それらを切取るように再度指示しました。
それから頭髪のバレッタもよくないので
そういうものはしないように話しました。

2週間後には奇麗に治っていました。
帯状疱疹ウイルスの反応もなく、
単純ヘルペスウイルスなどの反応もないため痛みもないのです。
帯状疱疹の後、痛みが残る人がいますが、
そういう人は単純ヘルペスウイルスやサイトメガロウイルスが
まだ潜伏感染しているためです。
そしてほとんどの人は
痛みのある側に強く電磁波を浴びた状態があるのです。
痛みを治したいと思ったら、
先ず寝室で寝ている時に電磁波を浴びないように、
寝室をすっかり片付けることが大切です。
このひとの電磁波を浴びた原因は
目覚まし時計を持ってきていたためでした。
体調がよくなるとついつい最初の頃のことをすっかり忘れて、
時計などを枕元にもってくることがあるのです。

うつなどの症状は大脳辺縁系などの働きが、
普段何気なく食べているもので
ダメージを受け働きに失調を来したためです。
もちろん、細菌やウイルスの感染もあることがあります。
自分の脳に合わないものを知らずに食べていて、
鬱状態になっていることに気づいていないのです。
合わない食べ物が合うようになる漢方薬を投与していくと、
鬱状態が次第によくなっていくのです。
その処方がこの人では、半夏厚朴湯、黄今湯、当帰芍薬散でした。


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