第885回
ようこそ J.C.オカザワさん 3
友里の目は節穴か
私は以前のコラムで、マスヒロさんとオカザワ氏が、
師弟関係か密接な関係ではないかと述べました。
同じ「大人の週末」に連載している関係で、
同誌へ影響力があるマスヒロさんに
少なくとも遠慮しているとしか思えない。
その証拠に、マスヒロさんが「ベタ褒め」、「ヨイショ」している
「悪質な有名店の糾弾がない」ではないかと。
しかしこれは私の勝手な思い込みだったようです。
マスヒロさんとは立ち話が一回だけ、
門上氏、牧元氏、横川氏といった
マスヒロ一門とはまったく面識がないとのお叱りをうけました。
「バードランド」はもとより、
「みかわ」や「次郎」も好意的には書いていないとのこと。
彼の「銀座本」や「丸ビル本」、
「下町本」は発売当時に読みましたが、
最新の「ドクロ本」だけを対象にしてしまったのが
問題だったと思います。
どちらかというと、
無名で東京東部の店の発掘に力を入れられた本であったようで、
私のテリトリーとはかなりのズレがあって、
判断を誤ったものと反省しております。
「マスヒロさんへの遠慮がモロに透けて見える」
こう書いてしまいましたから、
この件につきましては、事実が違ったようで
「節穴」といわれても仕方がありません。
ただ、私は権威店に対して
事実を歪曲してまで糾弾したつもりはございません。
読み応えを膨らませる為に、
有名店、マスヒロさんたち絶賛の店を
すすんで対象に選んだのは事実でありますが、
その中でも、いい店はいいと素直に認めているものもあります。
個人的、局所的なやり取りと思われるかもしれませんが、
すべて私が経験した事実に基づいた発言であることを、
ここにあらためて確認させていただきます。
第811回・・その3
山本益博氏との「関係の推測」は残念ながら、
友里さんの読みすぎですよ。
「勝どき寿司大」に寄る前に
顔を出したパーティーで初めて彼に会い、
ほんの5〜6分立ち話をしただけのことです。
ましてや門上・牧元・横川の三氏とは会ったこともなければ、
話したこともありません。
山本さんにしたってワタシの顔を覚えているかどうか。。
彼に遠慮をしていない証左としては、
ワタシの「銀座を食べる」の「バードランド」をご覧いただければ、
お判りいただけると思います。
「おとなの週末」では反論されて、
「なぜあれほど感情的になるのだろうか!」
と非難までされましたから。
同じく「次郎」(同著)や「みかわ」(「下町を食べる」)も
ワタシは好意的に書いてはいません。
ただし「次郎」は1度訪れる価値はあると思いますし、
1981年に初めて伺った際は
あの小野二郎さんもいい人だったんですがねェ。
「みかわ」にしても1200円のランチは
サラリーマン・OLにススメて問題ないでしょう。
「批判、批評は権威に対して」
――マスコミが小泉さんをたたくのは面白いでしょうが、
レストランでこれをやると、どうしても恣意的な書き方になる。
権威のある店だからカミツく、そこそこの店だから目をつぶる、
これはあまりにもアンフェア。
ワタシは見応え、読み応えを膨らますために、
事実を歪曲することはいたしません。
それなりの矜持は備えているつもりです。
「マスヒロさんへの遠慮がモロに透けて見える」
――友里さん、アナタの目は節穴ですか?
|