| 第592回「ソロモンの王宮」を見てしまった
 
 読者の方から、マスヒロさんが主役のTV番組のビデオをいただきました。
 前から情報はいただいていたのですが、
 個人的な事情で見ることが出来なかったものですから、
 大変助かりました。
 予想はしていましたがここまでやるか、といった内容。自分の事を「賢人」と
 番組中ナレーターなどに呼ばせることを許した
 マスヒロさんの常識は私の想像外でした。
 本当の「賢人」ならそう呼ばれることを辞退すると思うのですが、
 なによりも自分の権威付けを重要視している彼ですから、
 気持ちよく受け入れたのでしょうか。
 煽って視聴率をかせぐのが商売のTV局なのでしょうが、ライブドア問題では盛んに「公共の電波」云々が叫ばれました。
 しかし、この番組を見る限り
 そんな偉そうなことが言えるのかどうか。
 細かく挙げるのは避けますが、自分がプロデュースした店、
 「ryo−ri genten」を、
 女優を動員してまで宣伝しているのはいかがなものか。
 自分の主催する食のサークルも巧みに宣伝していました。
 「公共の電波」云々以前の問題でしょうし、
 第一TV局は
 スポンサーからお金を貰ってCMを出しているんですから、
 公共の電波を使って自分たちだけ商売をしているということ、
 電波は単なる「割り当て」と考えるべきでしょう。
 番組制作側もかなり勘違いがあると思います。視聴者の対象をどのような層に絞っているのかわかりませんが、
 諸手を挙げてマスヒロさんに賛同、
 信じる視聴者が本当に多いのかどうか。
 それほど日本の食事情は未開発で、無知な人が多いとは思えません。
 食べているところをアップで流すのもいかがなものか。
 食べ物が口にはいったまま
 「おいしい」と発言する場面が何回かでてきますが、
 気持ちのよい、品のよいものではありません。
 TV製作関係者たちには、
 自分たちが流行り、時代を造って行くとの自負が大きいようですが、
 肝心の世間の美観意識に敏感であるとは思えません。
 少なくとも、食に詳しい人たちが企画しているとは
 到底思えない内容でした。
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