| 第519回なぜネクタイをしているの?
 
 2週間のお休みをいただきました。財政ひっ迫のおり、この年末は海外へ出ることを自粛、
 ゆっくりとお正月を過ごすことが出来ました。
 さて、読者の方からの「ささやかな疑問」としてメールをいただいたテーマです。
 フレンチやイタリアンではおそらくないと思いますが、
 関西系などの和食に特に目立つのが、
 コックコートというか白衣の下のネクタイです。
 どちらかと言うと現場仕事だと思う厨房仕事で、
 なぜに機能性のないネクタイを締めるのか、との疑問に
 私は答えられませんでした。
 今まで見過ごしてきましたが、確かにネクタイをしめるメリットが
 厨房仕事にあるとは思えません。
 白い帽子をかぶり、白い現場服の下にはネクタイ。
 考えてみればミスマッチではないでしょうか。
 ネット系の人はビジネス中でもネクタイをしない姿を良く見ます。
 昨年注目された、三木谷氏や堀江氏などがよい例ですが、
 私の若いころには
 人と会うときノータイなんて考えられませんでしたが、
 今はそんなに違和感を覚えません。
 都心のグランメゾンでも、
 ジャケットの着用はコードにあるようですが、
 タイまで要求される店はほとんどなくなってきているはずです。
 勿論上述の和食屋もネクタイ必須のはずがありません。
 客がノータイで、
 料理人が暑い厨房やカウンター内でネクタイを締める。
 奇妙な気がしてきます。
 皆さんも無意味に感じるのではないでしょうか。
 それにしても最近露出が少なくなっているようですが、服部先生のマオカラー姿。
 あの服が似合っている人はほとんど居ないと思うんですけどね。
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