自腹ゆえに本音、愛するがゆえに辛口。
友里征耶さんの美味求真

第439回
おいしいと思うものを出すために通っています

第424回のコラムを読まれた読者の方からメールをいただきました。
東京近郊でフレンチを営まれている方だそうで、
やはり市場へはお出かけになっているそうです。
外の空気に触れられる、実際に旬の食材を見て季節を感じられる、
新しい食材と出会える、など
色々おいしい料理を造るには必要なことだそうです。
コストばかり考えているオーナシェフは少なく、
自分がおいしい、食べたいと思うものを仕入れて
お客に出すはずだ、とのお話でした。

確かに仰るとおり、真面目にお店をやられている方には、
友里の言い回し、文章で
お気を悪くされた方もいらっしゃるかもしれません。
あくまで、マスコミで持ち上げられている
勘違いシェフを対象にしたかっただけなのですが、
謙虚に反省し、今後は注意する所存であります。

元祖「築地に毎日通うシェフ」として
マスコミに宣伝されたのは石鍋氏ではないでしょうか。
その日の気温、湿度、風向きなどを見、
食材から造る料理まで考える、
と大それたことを言っていたと記憶していますが、
それが詭弁なことはすぐわかります。
あの店で毎日メニューが異なるとは思えません。
朝晴れていて、午後から雨、またその逆の場合のように
天候が急変した場合はどうするのでしょうか。
私はこのように、マスコミと馴れ合い、
たいしたことでもない事を
いかにも付加価値があるように店の宣伝にしてしまう、
利益第一主義の料理人、
店にたいして問題を提起したかっただけです。

友里が取り上げる店は、マスコミ、
特に料理評論家、フード・レストランジャーナリストたちが
褒め上げ、集客も順調な店、もしくは、勘違いした、傲岸不遜な、
といった料理人に限るようにしております。

今後ともお気づきの点などがありましたら、
ご意見、ご指摘をお待ちしております。


←前回記事へ

2004年10月9日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ