| 第271回ワインの諸々 その17
 抜栓技術が下手になってきた・・・
 最近自分が関係するワイン会や自宅での事なのですが、自分の抜栓技術がかなり劣ってきたと感じる事があります。
 やや古めのワインを抜栓する際、
 かなりの確率でコルクを切ってしまうのです。
 切っても落とさなければいいや、と
 集中力を欠いて安易に引き抜いてしまっていることもありますが、
 やはり最近数をこなしていないのが
 原因ではないかと思っております。
 しかも始末が悪いのは、
 切った中でもそのいくつかは
 コルクの破片を中に落としてしまう事もあります。
 古酒の抜栓の機会が少なくなり微妙な力加減の塩梅が鈍ってきたことと、
 慎重さというか根気がなくなってきているようです。
 「イル ムリーノ」など最近の店では、
 デカンタージュでボトルまっさかさま、といった
 間違ったやり方を目にし、
 ソムリエの技量のなさを嘆いていましたが、
 自分も下手になってきている事に気がついた次第です。
 以前、トレンドだったか物紹介の雑誌で見かけたのですが、最新技術を施した
 新しい形状のスクリューを使ったソムリエナイフというものが
 紹介されていました。
 プロではなく一般ワインマニアが一番使用率の高い
 「ラギオール」を私は使っているのですが、
 長いコルクには対応できない場合もあります。
 この最新技術だかなんだかのソムリエナイフを
 ご存知の方がいらっしゃったらお教えいただけないでしょうか。
 確か価格は、3万だか4万と
 かなり高価だったと記憶しております。
 |