第249回
料理評論家、フード・レストランジャーナリストの習性・実態
その26
グルメ業界は、真の「ジャーナリズム」とかけ離れた
「ジャーナリスト」しかいないのでは?
詳しい、もしくは専門的な
「ジャーナリズム」の意味は知りません。
しかし、我々素人のイメージとしては、
時の権力にも屈しない、批判や検証精神にのっとった
取材方針を意味しているのではないでしょうか。
自称フード・レストランジャーナリストたちが
安易に名乗ってしまっている「ジャーナリスト」。
しかし、他の「なんとかジャーナリスト」と比較して、
これほど空虚な響を持つ肩書きはないのではないでしょうか。
私が日頃から述べているように、
彼らには真の真相追究や真の批判精神があるとは思えません。
オーナーでないのがわかりきっているのに
「シェフの店」と言いきり、
店紹介として店側、シェフ側のコメントを
そのまま垂れ流しています。
これでは、フード・レストランジャーナリストではなく、
フード・レストラン スポークスマンではありませんか。
実際はわかりませんが、
取材対象者と仲良しだ、親しい
と公言してはばからないジャーナリストは
他の分野ではいないのではないでしょうか。
真のジャーナリズムという意味とはかけ離れた取材精神で、
よく「ジャーナリスト」と名乗ることが出来るのか、
彼らの勘違いに驚きです。
勘違いした自称「ジャーナリスト」には、
勘違いした「料理人」や「料理店」を
真摯に評価することは望めません。
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