| 第191回料理評論家、フード・レストランジャーナリストの習性・実態
 その18
 まだ「
  家菜」をバックアップしている またまた「マスヒロ通信」からのネタです。私は第151回 11/28で
 山本益博氏がソーホーズ・ホスピタリティー・グループの
 顧問に就任しているのはいかがなものか、と問題提起しました。
 評論家が評価対象の親会社と顧問契約をしていて
 公平な評価を下す事ができるのか、
 ソーホーズの関連店である「
  家菜」は高額にもかかわらず 訪れた人が満足感をもって店を出たという話を、
 私のまわりでは聞いた事がありません。
 そんな巷の評判の悪い、
 また、「東京最高のレストラン」で有名店、
 有名料理人に甘いとされている犬養裕美子氏でさえ
 料理の評価は10点満点で7点と並の評価にもかかわらず、
 山本益博氏はメール配信や雑誌で絶賛を繰り返しておりました。
 顧問先の関連店への評価が甘すぎるのではないか、
 単刀直入にいえば公平ではないと。
 ソーホーズのHPでは、いつの間にか役員欄のところに顧問として
 料理評論家・山本益博氏の名前が削除されておりました。
 何も後ろめたいものがないのなら、
 堂々と名を掲示し続ければよいものを、
 何の釈明もなくコソコソ削除したところをみると、
 山本益博氏も気恥ずかしく感じたのかもしれません。
 ところがです。なんとメール配信では山本益博氏を迎えた「
  家菜」の 食事会の案内が載っているのです。
 題して「山本益博と食す
  家菜」 完全な客寄せ、宣伝用のキャッチです。
 1/26(月)18:30から
 3時間を3万5千円で募集しております。
 堂々と山本氏の参加をうたっておりました。
 あまり集客が芳しくないと思われるこの店で、
 起死回生、PRを兼ねたパフォーマンス、イヴェントに
 山本氏の名を借りたのでしょう。
 しかし、またもや脇が甘い。校正な立場であるべき評論家が、
 特定の店の宣伝に一役買う行為をおかしいと思わなくなった
 山本氏が残念です。
 一般の人は高名な評論家が推しているなら良い店だろう、
 と勘違いします。
 また、このイヴェントの時だけ「特別料理」をだして
 「
  家菜はうまい」という風評をたてようという 思惑もみえてきます。
 料理店は特別なイヴェントではなく、
 普段出す料理で評価するべきです。
 顧問先(だった?)の店の宣伝に一役買うなど
 彼の評論姿勢を考えると、
 山本益博氏の乱発する料理店評価を
 どこまで信じる事が出来るのか、私は疑問で一杯です。
 |