第89回
マオカラーはドレスコードに引っかからないのか
最近ちょっと下火になってきたかもしれませんが、
業界人や、料理評論家、料理学校の校長などに
圧倒的に支持され着られていたのが、マオカラーです。
軍服を連想されるスーツですが、
私は服装などファッションに関しては野暮なもので、
どのような経緯で出現してきたのか、
フォーマル度はどの位置づけなのか、まったく知りません。
「男はカッコ」のコラムを担当されている
出石 尚三さんに教えていただかなければわかりません。
でも、特にここ数年、有名な服部校長は
このマオカラー姿しか私は見ていません。
まさか同じ服で何年も毎日通しているはずはありませんから、
生地や色の違った物を
いろいろ変えながら着続けているのでしょう。
このマオカラーの恐ろしいところは、
結構なお年の方でも、似合う、似合わないに関係なく、
その魅力に取り付かれてしまうところです。
本業の弁護士よりワイン関係でいまや有名になった山本先生も、
私の記憶に間違いが無ければ、
マオカラーを着ていらっしゃいました。
「ザ ジョージアン クラブ」。
結構ドレスコードや決まりが「レカン」のようにうるさく、
ジャケットとタイは必須の条件なのですが、
服部校長はマオカラーで堂々と入店されておりました。
店側が何も言っていないところをみると、
マオカラーは軍服に準じた扱い、
フォーマル度と考えていいのでしょうか。
どちらかというと、建築家、料理評論家、業界人など
特殊な職業の人のお気に入りだと敬遠していた私ですが、
考え方が古いのかもしれません。
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