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第106回
インドで出会った日本人そっくりな人たち

デリーでは、ホテル・レストランの従業員に
日本人そっくりな人がたまに働いています。

私が滞在したホテルのフロントのスタッフの一人も
あまりにも日本人そっくりなので、

「日本人ですか?」と英語で尋ねてしまったほどです。

「いいえ、インド人です」

ガイドのBさんに聞いてみると、
インドの北東部のある地域に住んでいる人たちはモンゴル系で、
大モンゴル帝国の末裔なんだそうです。

その場所は、
許可証がないとインド人でも行く事ができない場所ですが、
産業がなく、若者にとっては働く場所がないということで、
首都のデリーに働きに出ているのです。

13世紀にモンゴル帝国が解体して
既に600年以上年月が経っているのに
民族の血は繋がっているのです。

この場所は許可証が無いとインド人でさえ入れない理由は、
外から来たお客さんを接待するのに、
娘を夜差し出す習慣があるからだと、Bさんは教えてくれました。

彼は、NHKの取材に同行する現地コーディネーターとして、
インド政府からこの地域への立ち入り許可証を取得し
入ったのだそうです。

彼としても始めての場所で、非常に興味深かったと言っていました。

人口10億を超えるインド。
北部には背が高く、皮膚が白く、白人と思えるような人から、
南インドの肌が真っ黒な人、そしてモンゴル系の人と、
さすが大国だと感心したものです。


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2007年8月13日(月)

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