第105回
45度の灼熱地獄!
インドデリーに出張して
拙書「インド株で大儲け!」の原稿を書くための取材、
ベトナム不動産投資の調査をするために
インドに10日ほど旅行したときの話です。
仕事で香港、広州、マカオ、
ベトナムにも出張しなければならない用事が数多くある中での
インドへの出張準備でした。
大阪のデベロッパーのAさんが是非一緒に行きたいという事で、
私は香港からAさんは大阪からで、
シンガポールの空港で落ち合う予定になっていました。
インドはビザが必要だということは、
誰かから聞いていたのですが、
忙しさの中、全く忘れてしまっていたのです。
香港からシンガポールのフライトにチェックインしようとしたら、
「インドのビザはお持ちですか?」
「あ!!! 忘れてました!」
あわてて香港のインド領事館に行ったのですが、
1週間かかると言われ、途方にくれましたが、もう仕方ありません。
Aさんがシンガポールに着く頃をみはからって、
電話して今回は行けなくなったと伝え、
ガイドは手配してあるから、
一人で何とかしてくださいとひたすら謝って了解してもらいました。
仕方なく、出張を取りやめて日本でビザを取り直し、
再度インドを目指しました。
首都デリーと、ITのメッカバンガロールが目的地です。
香港→シンガポール→デリーとかなり遠回りのフライトでしたが、
デリーには先輩から紹介を受けた
インド人のガイドBさんが迎えに来ており、
無事ホテルにチェックインです。
Bさんは、日本の金沢大学大学院に留学して
奥さんも日本人の超日本通です。
旅行会社・貿易会社・
コンサルティング会社を経営して超多忙な中、
10日の日程をすべて付き合ってもらいました。
翌日から不動産コンサルティング会社、デベロッパー、
工業団地、不動産物件などアポにつぐアポ。
ビジネスは英語で非常に効率的に進んでいきます。
事前に目的を告げてあるので、資料も用意してくれており、
スタッフもプロフェッショナルで信頼できそうな印象でした。
そんな中、まいったのは、暑さです。
デリーの気温は毎日45度前後。
空気が乾いているので、汗は出ないのですが、
水分を補給しないと体が持ちません。
工業団地に行って車をでると、熱風が体を襲います。
毎日カレー風味の料理でしたが、夜は必ず彼とビールで乾杯!
インド料理は大好きなので、日本料理屋には行きませんでしたが、
実は日本食の店はすごく限られているとの事で、
駐在員の生活は大変だろうと想像できます。
中国と並んで将来性抜群のインドですが、
日本人・日本企業の進出はまだほとんどありありません。
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