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第107回
インドITの聖地バンガロール

インドでITの中心地といえば、バンガロール。
是非行かねばなるまいと、
ガイドさんに頼んで、バンガロールに向かうことに。

空港に向かうと、登場するエアラインは、ビール会社の経営で、
グランドホステスの衣装は
ビールのキャンペンガールが着る服と同じで、まずびっくり。

待合室でフライトを待っていると、いよいよ登場のアナウンスが。

「搭乗口の前に一列にお並びください」

驚くべきことですが、
乗客が本当に一列に秩序をもって並び始めました。

中国では乗客が怒涛の如く殺到して
収拾がつかない状況をいつも体験しているので、
いい意味で本当に驚きました。

「インドの人たちはすごいね、みんなエチケットを守って」
とガイドさんに言うと、

「飛行機ではそうですが、列車だと誰も列なんか作りませんよ。
飛行機に乗る人はそれなりの人たちですから」

なるほど、一部を見てインドを判断は出来ないなと感じたものです。

バンガロールの旧市街はそれほど大きくありませんが、
IT関連の会社は郊外に広範に点在しており、
新しい町(オフィス、住宅、商業施設)が次々に出来ており、
オフィスは完成前に借主が決まる状況。
住宅は、一流IT企業に勤める若い高給取りエンジニアが
次々に購入するという好循環が続いています。

日曜日のショッピングセンターは人で埋まり、
私も書籍を購入しましたが、15列以上あるレジには、
20人以上の人が並ぶすごい売れ行きです。

インドの中産階級の層の厚さと将来性を実感したものです。

バンガロールも毎日36度前後の暑さでした。
ある日インド人の若いITエンジニア達と
夕食を共にする機会がありました。

「バンガロールはどうですか?」

「仕事があるし、気候が良いので、とても快適に暮らしています」

「快適な気候? 36度で?」

でも、確かにデリーでは45度ですから、
10度も気温が低い高原のバンガロール。
比較すれば快適ともいえますよね。
さすが広大なインド。

ただ、50歳を超えた私にはちょっと厳しすぎる国だと思っています。


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2007年8月15日(水)

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