第62回
ウィークエンドは
森林浴・ウィンドサーフィン・クルーザーでリラックス
香港というと、皆さんのイメージは高層ビルが林立し、
人であふれかえる混沌とした街というイメージがあると思います。
ある意味それも正しいのですが、
香港のほんの一面しか捉えていないとも言えます。
香港島は平地が少ないため、
平地はもちろん、傾斜地にまで高層ビルが立ち並んでいますが、
実は面積の90%以上は山です。
年に一度、香港トレーイル(山道)を縦断する競技会が行われます。
香港島の端から端まで山道50キロをグループで早さを競うのですが、
この50Kの山道ですが車が通る道を横切るのは、わずか3箇所だけ、
後はすべて山・緑に囲まれた山道です。
私はマウントバトラーという山の麓にすんでおり、
毎朝山歩きを楽しんでいました。
土曜には、スタンレーというビーチに行き、
ウィンドサーフィンで一日遊び、
夕方からは仲間とバーベキューをつまみにビールパーティ。
ウィークデーに街中でたまったストレス解消には最高です。
たまに、華僑の友人から誘われて、
クルーザー遊びにも参加しました。
多くの金持ちがマリーナクラブに所属し、
クルーザーを係留させています。
香港は、海が汚いという印象をお持ちかもしれませんが、
新界の奥には、澄み切った海があり、透明度抜群。
さんご礁の中でスキューバダイビングも可能です。
大型クルーザーで海遊びをしながらビールを飲み、読書をし、
沈む夕日を眺めていると、
本当にここは香港なのかと思うことも度々でした。
香港は、大都会・自然(海、山)が
狭い範囲にぎっしり詰まっている宝石箱とも言えます。
こうした恵まれた環境の中、
華僑はビジネスをし、自然を楽しみ、友と過ごし、
人生を楽しんでいるのです。
おまけに、税金も安いですし。
日本から超富裕者層が、
大量に香港に移住しているのは当然かもしれませんね。
|