人生を楽しみ、豊かにすごすために

第61回
中国の豪邸から見ると日本の豪邸もマッチ箱

最近はベトナムに出張することが多くなりましたが、
一時期は月のうち半分は中国に出張して
不動産に関する情報収集、営業活動をしていた時があります。

上海を中心に、北は北京・天津・大連、
南は広州・シンセン、西は重慶、そして、上海周辺の蘇州・無錫。

分譲マンション、戸建を中心に毎日毎日物件を見て回っていました。
最終的に投資したのは、上海と北京の不動産でしたが、
色々な不動産物件を見るのも楽しみでした。

しかし、何といっても驚くのは、豪邸の住宅でしょう。

各地でデベロッパーが豪邸が立ち並ぶ住宅地を販売しています。
広大な敷地の中に床面積が小さくて500平方メートル。
大きい物件になると3000平方メートルといった
アメリカ・イギリス・フランス・スペイン式豪邸が立ち並びます。

クラブハウスも広大で、
ロビー・カフェ・レストラン・ジム・
プール・テニスコート等が完備され、
日本で言えば高級リゾート並みの設備です。

街中のマンションでも驚くような物件に出会ったことがあります。
モデルルームに入ると、

「どんな部屋をお探しですか?」

「小さめの間取り。1LDKか2LDKはありますか?」

「こちらでは、最低でも6LDKです」

「?????」

ということで、若干恥をかいてしまいましたが、
実はそこは、超豪華マンションだったのです。
床面積は最低でも500平方メートルで、
最大の物件はなんと1700平方メートル。
12LDKで専用室内プールまで付いていました。
しかもお値段は、14億円。
それでも飛ぶように売れていったそうです。

こうした豪邸、超豪華マンションを買っているのは、
香港・台湾の投資家、アメリカ帰りの中国人、
ビジネスで成功した中国人だそうです。

日本で建っていたらどう考えても成金のバブル豪邸。
しかし中国ではこうした住宅は成功のシンボル。
憧れの的なのです。

ぱっと出の金持ちを成金とばかにする日本。
お金持ちは成功者として純粋に尊敬される中国。
私には中国的な考えのほうが自然でシンプルだと思いますが、
どうでしょうか?


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2007年4月18日(水)

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