中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第274回
売買停止銘柄

6月20日から売買が停止になっていた
「首創不動産 H株 2868」が
昨日から売買が再開されました。

同社の会長である劉暁光会長が、
北京市の前副市長の劉志華氏の汚職事件に関与した疑いで
当局の調査を受けていましが、
24日に復職しました。

劉暁光会長が当局から受けた調査は
同社に関わるものではなかったようです。

また、社内調査委員会を発足し、
内部調査を行った結果、
今回の事件は営業や財務への影響は無く、
同社の土地買収などは適法であったこと。

また、契約や支払いなどに政府の関係者が関わったのか
ということについては、まだ調査中と発表しました。

昨日の取引では安心感からか
21%高で終わっていました。

売買停止になっている銘柄で
「上海電気 H株 2727」も
今後の行方が気になる銘柄です。

同社の会長とそのほかの
取締役2人が党規違反などで取調べを受け
同社を辞めています。

同社株の取引は、
なぜ取調べを受けたかなどを
詳しく発表していないため
いまだ売買停止中です。

今後捜査の進展や
会社側からの詳しい内容を発表した後に
取引は再開されると思います。

今回の件は
同社の業績などには影響を与えないと言われていますが、
イメージのダウンは避けられないでしょう。

それでは前回の答えは、
がむしゃらに真っ直ぐ進むより、
少し曲がって進むほうがいい、
という意味です。

回りが見えなくなるほど
真っ直ぐ進むよりは、
少し遠回りでも
余裕を持って進むほうがより良いということです。

それでは今回は、
荘子:
坐忘

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

←前回記事へ 2006年8月30日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ