中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第273回
不変なものは無い

先日、人類の歴史や文化の中でも
大きな変更がありました。

1930年に発見された冥王星が
惑星から格下げされました。

チェコのプラハで行われた国際天文学連合で、
当初は惑星を9個から12個に増やす提案が出されました。

しかし、一転して冥王星を惑星から格下げし、
太陽系の惑星を8個にする提案が出され、
この案が賛成多数で通ってしまいました。

もちろん冥王星が無くなるわけでもなく
確かに今まで通りに存在しているのですが、
今まで慣れ親しまれていた惑星が、
惑星ではなくなってしまうことには驚きを隠せません。
しかし、科学的見地から見ると当然のことでもあるようです。

冥王星は米国の天文学者が発見した唯一の惑星でしたが、
あまりにも小さすぎることから、
「惑星ではない」という論議もありました。

今回の国際天文学連合で
アメリカによる数々の天文学上の発見の結果出された
惑星12個説がきっかけとなって、
惑星でなくなってしまったのは皮肉なものです。

改めて科学は万能ではなく、
試行錯誤を繰り返している途中である事と、
人の認識でいくらでも変化することを実感しました。

中国だけではなく日本や米国などの
政治や経済、環境なども
日々刻々と変化しています。

惑星の数が減るぐらいですから、
中国がもっと豊かに
そして、強くなっても
なんら不思議はありません。

では前回の答え簡単でしょうが、
昔から伝わる言葉に嘘は無いという意味です。

新しい発見も必要ですが、
昔からの知恵も同じぐらい大切なものなのです。

では今回は、
老子:
曲なれば則ち全く

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