上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第176回
越秀投資 レッドチップ 0123

気になっていた方も
多いと思いますが、
広州市政府系の投資会社である
「越秀投資」が、
傘下の不動産投資信託である
「越秀不動産投資信託(GZI REIT)」を
香港メインボードに
上場させると発表しました。

スピンオフ上場という形をとるため、
「越秀投資」自体の
資産価値が下がりますが、
「越秀投資」400株に対し、
「GZI REIT」1口が与えられます。

今回の新規上場で
約24億〜32億を調達し、
調達資金はグループ全体の負債比率を
下げるために使うようです。

先日の「LINK REIT」
香港に上場したのにつづき、
不動産投資信託の上場は
今回で2例目になります。

現在、日本にも根付いてきた
不動産投資信託ですが、
ようやく中国にも
浸透し始めるようです。

不動産等信託の利点は
企業自体の純利益は
かなり少なくなってしまいますが、
投資資金をすばやく回収でき、
回収した投資資金で、
新しい投資先に投資できる点です。

また、投資家にとっても
不動産投資信託の予想配当利回りは、
比較的高いため、
高配当が期待できます。

もちろん配当利回りですから
株価が高くなってしまえば、
配当利回りは低下します。

今後もいくつかの不動産会社が
不動産投資信託を
上場させる計画があるようです。
選択の幅が広がれば
より良い市場が
形成されるのではないかと
期待しています。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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