第66回
ハイアールの「ウワサ」
株式市場では
様々なウワサが飛び交います。
日本でも「風説の流布」という
禁止行為が定められています。
ウワサによって株価が
乱高下したりします。
ウワサを悪用して
株価操作を行うなどの違法行為は
禁じられています。
だた、ウワサは本当だったり、
単なるウワサだけだったりは、
全て後にわかることです。
ウワサを耳にした時、
「情報」としてとらえるかは、
これも後になって本当だったら
情報と呼べるかもしれませんが、
難しいところです。
さて、ハイアールCCT(海爾中建)(香港 1169)
に関するウワサが流れています。
以前、ご紹介させていただきましたので、
私も気になります。
同社は昨年12月に特別株主総会を開催し、
海爾集団が白物家電資産を
注入することを決定しました。
また、社名も「海爾電器集団有限公司」に変更し、
人事異動も行われ、実質的な海爾の
白物家電業務の上場旗艦に生まれ変わる
ということをお伝えしました。
今回は「海爾集団(ハイアール)」が
「海爾電器集団(ハイアールCCT)」に
黒物家電(テレビ・ラジオなどのAV機器)事業を
注入するといったウワサが流れています。
また、資産注入後は、黒物家電事業を
スピンオフして上場させるというものです。
このウワサ、本当かどうか全くわかりません。
私はウワサどうりであって欲しいと
願っているだけです。
スピンオフ(分離上場)は
香港市場では結構行われています。
過去、レノボ(聯想集団)(香港レッドチップ 0992)が
デジタル・チャイナ(神州数碼)(メインボード 0861)を
スピンオフしたり、
ホープウェル(合和実業)(メインボード 0054)が
ホープウェル・ハイウェイ(合和公路 メインボード 0737)を
スピンオフ上場した時は、
上場前に株主に対して
1割程度のスピンオフ会社の株券を
無償で割り当てました。
スピンオフした会社の株式を
無償で取得できますので、
ボーナスみたいなものです。
(ハイアールがそうするか否かは、わかりませんが)
現在、ハイアールCCTの株価は
ほとんど動いていませんが、
期待したいものです。 |