「骨董ハンター南方見聞録」の島津法樹さんの
道楽と趣味をかねた骨董蒐集の手のうち

第133回
<とぴっく10>
びっくり世界文化遺産の経済効果―よーく考えよう
姫路城、金閣寺、タージ・マハール、東京ディズニーランド

姫路城

  敷地面積 年間入場者数 年間売上高
姫路城 約70万坪 70万人 4.2億円
金閣寺 約2.8万坪 700万人 28億円

僕は姫路出身なので、こよなく白鷺城を愛している。
子供のころは、朝な夕なにその美しい姿を見て
播州人としてのプライドを育んだ。
ある時、講演を頼まれ
この城(国所有の骨董)の経済効果を調べる機会があった。

世界文化遺産+国宝、姫路城は
JR姫路駅からタクシーも行きたがらないほどに近いところにある。
敷地は約70万坪でとてつもなく広く、
丘の上に建つ城は五層の巨大な建造物だ。
そのお城への入場者数は近年、年間70万人くらいらしい。
入城料は大人600円と言うから、
年間売り上げは4億2千万ほどだ。
国道端のチョッとしたパチンコ屋の
1ヶ月の売上くらいのものだろう。
支出のほうは人件費や修理代など
経費は売上をはるかにしのいでいる。
しかも前記したように70万坪の駅前の土地ということで、
本来ならそこから入る固定資産税を考えると
城の差し引きは物凄い赤字だろう。
こんな文化遺産の現状は日本国中、山ほどある。
何しろ城というものは都道府県の県庁所在地など、
とてもいい場所に建てられているからだ。

民間経営と言うのか、
お寺でしっかりとした経営をやっている名刹がある。
金閣寺だ。
京都という観光のメッカにコバンザメみたいに引っ付いて、
客を受け入れている。
見方によっては京都が
金閣寺のコバンザメと見ることも出来るが・・・・・。
拝観者の正確な実態はわからないが、
ある人に聞いた話では700万人くらいではないかと見られており、
この数字から考えると
年間28億円くらいの収入になっているようだ。

金閣寺に行くと約一時間で回ってしまうから、
ついでに銀閣寺にも行こうという気になる。
二つの寺院は宗教法人が同じだから、
ざっと40億円くらいの収入があるのではないだろうか。
金閣寺の敷地面積は28000坪ほどだから、
姫路城の4パーセントほど敷地で稼いでいるのだ。
建物や庭園のメンテナンスなど
はるかに安上がりでやっているだろう。
姫路城と違いかなり効率の良い運営を行っていることになる。

この項続く・・・・・・


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