第408回
冬休みのリラックス気功・2
「冬休み・リラックス簡単気功」で
英気を養おう――、という話の続きです。
前回、僕が鍼灸・整体治療で
お世話になっている、
鍼灸師で気功師の鵜沼宏樹さんの著書
「一日の簡単気功レシピ」から、
「お風呂でできるリラックス簡単気功」を
紹介しましたが、次は
「慢性疲労をとる簡単気功」を抜粋紹介します。
*
●「慢性疲労が気になるときの≪スマイル気功>」
(微笑放鬆大法)
この方法はとくに動作はありません。
ただ静かにしてイメージを使います。
姿勢はイスに坐るか、
仰向けに寝るかが、適しています。
イスに坐る場合はゆったりと腰かけ、
両方の掌を上に向けて、ももの上にのせます。
両目を軽く閉じ、
眉間と口元をフニャッとゆるめます。
そして、ここからイメージを使っていきます。
池に石ころが落ちて広がる水紋のように、
微笑みの輪が眉間から起こり、
頭部、胸、お腹、背中、腰、両脚と
全身に広がっていきます。
全身の毛穴も微笑み、
すべての内臓が微笑み、
すべての神経が微笑みます。
骨も骨髄も、前身のすべての細胞が、
ニコニコマークになっていきます。(略)
5分から10分かけて
このように微笑みのイメージを広げていき、
微笑みに満ちた空間にたゆいましょう。
最後に両手をこすりあわせ、
次に顔を洗うようにして両手をこすり、
足首を少し動かしてから、
ゆっくり目を開けて、終了します。
*
これなら難しい気功法や、
座禅の内観法など厳しい修行を積まなくても、
気楽に身も心も癒やされると思いませんか?
ますます、世の中が騒然とし、
先行きが不透明となってきました。
なんといっても、心身の健康が
すべての物事のエネルギーの源です。
大いに、この冬休みに
生命力向上の養生法を身につけましょう。
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