第393回
腰痛改善の簡単気功・2
持病の腰痛改善のために、
時々通っている
鍼灸師・鵜沼宏樹さんは、
とても熱心で優しい先生です。
1989年北京中医学院(現・北京中医薬大学)卒業。
9年間、中国各地を訪ね、
気功医師、太極拳家、鍼灸医に師事。
帰国後、鍼灸・指圧師の資格取得し、
帯津三敬病院中国室室長として、
末期ガンを始め、
主に難病患者の気功・鍼灸治療にあたっておられました。
いまは独立して、
JR山手線・池袋の駅前で、
統合針灸治療院「元気」の院長をされています。
針灸の効用のメカニズムについては、
自著で、こんな風に解説しております。
「はりや灸の、ツボへの刺激によって、
経絡を流れる気血の運行が円滑になり、
各器官のアンバランスも修正され、
正気(免疫力)も充実することで病が治る」
というものです。
経絡とは、体全身にはりめぐらされたネットワークで、
体表と内臓をつないでいます。
ちょうど鉄道の線路のようなもので、
線路上にある駅に相当するのが
針灸などのツボということになります。
さて、その鵜沼さんは、
気功の達人でもありますから、
「自宅で出来る、腰痛改善の
≪簡単気功≫」というものも教えて貰いました。
鵜沼さんは気功に関する本を
何冊か書いていますが、
その腰痛改善の気功法とは、
「一日の簡単気功レシピ」という著書に、
図解入りで書かれているものでした。
これは≪胎児気功≫というもので、
母親の子宮の中で眠る胎児のように、
身体を丸める姿勢で呼吸する方法です。
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