第386回
あなたは「ポックリ名人」になれるか?
今日は、僕の主治医の最新刊
「ポックリ名人。」
という本の感想です。
このところ、新刊紹介の連続で、
まるで、このコラムが書評ページのように
なってしまいましたが、ごめんなさい。
さすが、hiQは「1日、10万ヒット数」の人気サイトだから、
きっと読者の反響も凄いに違いない――
と、有名になっているのかもしれません。
さらに、僕が無類の本好きで、
1000ページもの難解な専門書は別にして
一般書や新書なら、
1日に数冊は読んでしまう速読・併読派ですから、
贈られてきた本は必ず読んで
返事か、感想を書きます。
それに、世に「物書き」と呼ばれる有名作家や
ジャーナリスト、評論家はたくさんおられますが、
よほどのことがない限り、
他人が書いた本など贈っても読んでくれません。
感想、書評はむろん、返事もくれないものです。
というわけで、勢い、僕のようなところにも、
毎週、ドサドサと新刊書が
贈られてくるようになったのかどうか?(^0^)
余計な話を書いてしまいました。
ともあれ、今度の本は、
ベストセラー『達者でポックリ。』の続編――、
僕のいのちを預かっていただき、
もっとも敬愛する帯津良一先生の渾身の新刊です。
心トキメキながら読ませていただきました。
さすが、高齢者を読者対象にしているのでしょう。
活字が大きく、箇条書きも多く、
とても読みやすい好著です。
別に、「突然死」のノウハウを教える
陰惨な本ではありません。
白隠禅師、ニーチェ、夏目漱石、モームから
五木寛之さん、ヴィソルカスさん、加嶋祥造さんなどなど
「ポックリ名人」にして且つ、
「トキメキ名人」の古今東西の面々が登場。
「ポックリ名人は死をも楽しむ」
「野垂れ死にもいいものだ」――といった
痛快な死生観とトキメキの処世訓が
たっぷり詰まった本です。
不思議と読んだ読者を楽しくさせる
≪トキメキの元気・人生読本≫ですから、
年末年始の熟読本の1冊にぜひ加えてください。
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