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         第326回 
          「子育て手当て」と食育 
        民主党政権になって子育て手当が 
          話題になっていますが、 
          現在、公立の小中学校では 
          給食代を支払わない親もいるのが現状で、 
          ほんとうに子供の健康と教育環境を 
          整えることに使う余裕が生まれるのか? 
        一時は、こどもの食育がさかんに論議されましたが、 
          大人のお金の要求ばかりが先行する、 
          うわっ滑りな論議に陥っていないでしょうか? 
          マスコミはあまり論じませんが、 
          いまこそ子々孫々のことを考えれば、 
          子供手当対策の≪量より質≫が、 
          問われるべきでしょう。 
        さて、僕のように、ガンを食養生で 
          改善しようとしている身からしてみれば、 
          この「食事が即、体を作る、体を変える」ことが 
          敏感に体感的に分かってきますから、 
          なんとしても、将来の子供教育のためには、 
          お金がかからない、頭をよくすることも大切でしょうが、 
          こどもたちの体を健康に作る・・・食育こそ、 
          教育の基本だと思うわけです。 
        「食は運命を変える」と、 
          仰々しくは申し上げませんが、 
          「母親自身の食事と、母親が作る食事が、 
          こどもの体を丈夫に元気に育む」ということを 
          一緒に考えて、実行するような環境を作ることが、 
          将来を見つめた少子化社会の目標でしょう。 
        というわけで、 
          拙著「しなやかな玄米菜食」の中から、 
          第5の法則としてあげた 
          「食べ物がキレる子どもを作る」の項目から問題点を 
          抜粋し、提案しておきたいと思います。 
          (じつは、この本、版元の都合で絶版になってしまったのです) 
                       * 
        ●食べ物の影響は瞬時に赤ちゃんに出る―― 
          食べたものがいかに瞬時に 
          子どもたちの体に影響を及ぼすか? 
          これは想像以上に恐ろしい問題なのです。 
          僕も身近な食養研究家から 
          よく体験調査を聞かされます。 
                       * 
        問題点抽出はまた明日。 
        
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