第95回
『そんごくうのうた』ごぞんじですか
邱さんは昭和36年にフレーベル館という児童図書の出版社から
「そんごくう」という絵本を発刊しています。
この本の一番最後に
「さくし きゅう えいかん
さっきょく いずみ たく」
による『そんごくうの うた』
と題して歌詞と曲が掲載されています。
「いずみたく」さんといえば
坂本九ちゃんの「見上げてごらん、夜の星を」とか
佐良直美さんの「世界は二人のために」を作曲した人ですね。
いずみたくさんが作った曲を転載することはできませんが
邱さんの歌詞を紹介させていただきましょう。
「かぜは ひゅんひゅん
くもは すいすい
そんごくう そんごくう
いしから うまれた そんごくう
だれでも しってる ぼくは
そんごくう
かぜは ひゅんひゅん
くもは すいすい
そんごくう そんごくう
にょいぼう かついだ そんごくう
そらでも えっさえっさの ぼくは
そんごくう
かぜは ひゅんひゅん
くもは すいすい
そんごくう そんごくう
ばけもの やっつけろ そんごくう
うちゅうの おうさま ぼくは
そんごくう」
私が調べたところ、この本は東京都では、
少なくとも東京都立多摩図書館に保管されています。
ついでに言いますと、この頃、邱さんは
「少年少女世界文学全集42巻」(講談社)に
「台湾民話」を発表しており、
この作品も多摩図書館に保管されています。
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