第3回
ジャンルが多様なのも邱作品の特徴のひとつです
邱さんの本の特徴は色々なジャンルにわたっていることもあります。
邱さんは最初、小説を書くことからスタートしましたが、
日本人論とか東洋の思想とか評論も書きました。
食べ物随筆も書き、この分野でも新風を吹きこみました。
最近は「食」に「旅」がドッキングして
「食べることと旅すること」が一緒になった作品が書かれています。
邱さんは現在78歳。
人生の節々で、実況中継のような形で
心境を語ってくれる人生エッセイの本もあります。
豊かさの根源、「富」の源泉を追った経済原論の本もあれば、
頭を柔らかくして、柔軟な思考が保持できる秘訣を語った本もあります。
また人から頼まれて、自分の半生を書いた自伝もあります。
が、何といっても、一番数が多いのは
経営、株や不動産の利殖、税金など金銭にまつわる本ですね。
そして近年、増え続けているのが
アジアとくに中国にフォーカスを合わせた作品です。
ここ2年ばかりの間にインターネットを通じて語りかけてきた文章が
7冊の本にもなっています。
作品のジャンルが多く、それらが動いていくのが邱作品の特徴です。
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