始めまして！
中国は雲南省の山奥にあるコーヒー産地より、
コーヒーの収穫や加工に関すること、現地の人々の生活など、
現場の日々の出来事を、皆さんにお届けしていきたいと思います。

ここ雲南の産地では、コーヒーの実（チェリー）の収穫は
９月中旬から３月頃まで行われています。

コーヒーも農作物ですので、収穫にもやはり適期があり、
紅く熟したチェリーで加工したコーヒーは、
香り高く、非常に飲みやすい上等な風味になります。

標高の低い産地からコーヒーチェリーは紅く色づき始め、
標高の高い産地へと桜前線のように適期は移動していきます。

農民たちはシーズン中は家族総出で収穫にあたり、
一人あたり１日３０〜４０ｋｇのコーヒーチェリーを摘みとり、
貴重な現金の収入源としています。

この地域では、各農家にそれぞれ農地が与えられており、
基本的に農民は自由に農作物を植えることができます。

２年前までコーヒー相場は低迷を続けていたため、
比較的安定収入の得られるサトウキビ等に植えかえている
農場が良く見られたのですが、
再び相場が上がってきたため、せっせとコーヒー苗を作り始める農家も
増えてきました。

邱公館を始め、このエリアに進出してくるコーヒー会社も
年々増えてきています。

大切なことは、農民たちと継続的に"良い関係"を築いていく事で、
そのために僕たちは、できるだけ多くそして深く
農民たちと接するようにしています。