僕の名前は、泊義人(とまり・よしひと)。1973年大阪生まれ。
2004年より中国北京にある三全公寓1階にある、
イタリアンレストラン イル ミリオーネ(中国名 素封)の料理長をしています。
イタリアに料理修業で滞在していた時に知り合ったフリーライターの井川直子さんより
日本にて邱永漢先生を紹介していただきました。
邱永漢先生は私に
「北京でオープンするイタリアンレストランのシェフを探しているのですがあなたどうですか?」
と問われ、その時私は自分を磨く良い機会だと思いすぐさま決断し、
北京にやってきたのです。
僕が料理人になったきっかけは高校一年生の時、父に言われた一言でした。
「これからは手に職を持たないと駄目だ、料理の修業に行け」
父に言われるまま叔父のレストランへ住み込みで働き始め料理人への道を歩みはじめる。
1989年16歳の春の出来事です。
そして18歳の時、料理の世界で生きていくならしっかりと基礎を学ぼうと、
辻調理師専門学校を卒業後、20歳より本格的にイタリア料理の道に進む。
大阪、京都のイタリア料理店で経験を積み、2000年26歳の春、渡伊。
北イタリアピエモンテ州、リグーリア州、中部イタリアマルケ州、トスカーナ州と
3年間かけて各地を回り料理の修業。
そして、帰国後東京の汐留にグランドオープンするリストランテの副料理長に就任。
2004年井川さんに邱先生を紹介していただき、
中国北京にオープンするイタリアレストラン
「イルミリオーネ」の料理長に就任することとなりました。
「イル ミリオーネ」がグランドオープンして、現在2年と7ヶ月になります。
中国のテレビや雑誌など色んなメディアにも出演させていただき
自分自身磨きがかかったことは事実です。
そしてこの場をおかりし
料理に対する思いやイタリアでの出来事などを書かせていただくこととなりました。
文才には恵まれておらず、邱先生のように読む人を引き込む力はございませんが、
僕という人間をご理解いただけたら幸いです。
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