お金の話し、不動産の話し、オリンピックの話、人間性の話と
話題が尽きないここ中国ですが、
今回は中国でも話題の働かない人達についてのお話。
中国でのニートの名称は
「吃老族(ちぃ・らお・ずー)」
もしくは噛老族とも言うようです。
日本では人口1億2千万人中、60万人、
中国では人口12億人中、1200万人がニートだと言われています。
元々の人口が多いとはいえ、驚くべき数字です。
※
さてニートについての理由は
(1). 学歴や技術が不十分でありながら給与の低い仕事はしたがらない
(2). 独立意識が強くサラリーマンになりたくない
(3). 仕事を選りすぐりしてしまう
(4). 純粋に親のすねかじり
など様々です。
すこし話しがずれますが、レストランへ面接に来る
中国人を見渡してみるとすこしずつこれらの理由の真意が見えてきます。
特に(1)の理由はここ最近顕著に現れています。
少し捉え方は違いますが、うちのレストランにも
この手の考え方の人材がくるのでご紹介します。
レストランに来る新しい人材で前職がカフェのバリスタ。
今回レストランのマネージャーへの高飛びを希望している人や
前職で1200元(1万7千円弱)の給料からうちのレストランでマネージャーとして
2500元(3万5千円弱)の給料を要求してくる人。
未経験者にも関らずこの手のタイプ(未経験にも関らず高給取り)
が多くて困っています。
未経験者でも教育次第では立派に育つ人材も多くいるのも事実ですが
大半は育つ前に仕事がきつい割りに給与の面に納得がいかないと
辞めてしまうパターンが多いのです。
「給料2000元(2万8千円弱)からスタートしてレストラン側が
納得しなければクビでもいいから」
という考え方でうちのレストランに来る人材も居ます。
自分を高く評価してくれればそれだけ働きますよ!という魂胆ですね。
それで1ヶ月で辞められる可能性もありこういった危険な採用方法は
あまり感心できません。
話を戻します。
上記の理由の中に(4)の純粋に親のすねかじりがありますが
何年か後に中国でも恐らく相当の物議を醸す事は必須です。
日本の60万人に対して中国は1200万人。
この全員が親のすねかじりとは言い切れませんし、
それなりの理由があり、今現在働けない人も居るので
働いてない人を対象に全てニートと安易には言えませんが
それにしても数字がすごいです。
何故ニートが生まれるのか?を考えても答えは出ませんが
(4)のように親のすねをかじり続けられる理由があるからでしょう。
中国における富裕層が1億人に達したなどと聞くと
その裏に働かなくてもいい。という子供もでてくるのでは?
という疑問が浮かびます。
こちらでよく見かける典型的な例は
高級車を乗り回し、いい服を着て、可愛い子を連れて
いるすっごく若い子。
「自分で稼いだお金じゃないだろ?」
と聞いてみたくなります。
お金持ちがこれ以上増えると更にその数が
どんどん増えて行くのでしょうか?
次回に続く
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