いつからか、北京の街中の女の子が綺麗に見えます。
僕がそれなりに、この街の色に染まってきたからなのか？
はたまた、北京の女の子達の美的センスが目覚めてきたのか？
こんな事を最近思っているのです。

話しの発端は、つい最近、若者の街として賑わいをみせる
「西単」という街に訪れた時の事でした。
※この西単。東京でいう所の原宿・渋谷あたりと思って下さい。

日本→台湾・韓国→香港→上海→北京
という、日本の商品がどのように浸透していくかの
略図ですが、ご覧頂いた通り、日本と北京を比べてしまうと
どうしても時間が経ってからの浸透が否めない為に、
タイムスリップのような錯覚をしてしまう私には
ここ北京のファッション的センスには来た当初から
ガックリしていました。

その西単の街を訪れたのはかれこれ1年以上振りの
再訪であり、週末でもあった為、予想以上の人出に
戸惑いながらも、あるショッピングセンターに入ったのでした。

まず、びっくりしたのが、女の子の着ている洋服の
センスが上がっている事です。

いやいや、君はなにを言ってるのだ。君のセンスもたいした事ないな。
と言われてしまいそうですが（まぁそうなのですが。。）
確実にセンスが1年前より上がっているのです。
ここに居る子達は自分で稼いだお金を遣り繰りして、
自分がどれを着れば似合うのか？という事を考える余裕がある証拠に
ショッピングセンターの中は予想以上の女の子達が
ズラリと並んだ個人商店を所狭しと闊歩し、ショッピングを
楽しむ姿を見れば一目瞭然です。

コンビニエンスストアに置かれたファッション雑誌類の
充実やインターネットの普及の様を見ていると、
日本の情報が即座に入手できるところまで
来ているので、見よう見真似で着ている洋服を見ると

「あの子は日本人なのでは！？」

と思うこともしばしば感じるようになってきました。
さぁ頑張れ、女の子！次はお化粧だ！
ぶっとく引かれた真っ青のアイラインや
その眉毛どうした？と思う程立派な眉毛。
まだまだ客観的に見ている私を楽しませてくれそうです。

それから、男性のファッションですが、
ここ一番のデートの時はぶかぶかなスーツと
七三分けというヘアスタイル。
これが男性ファッションの定石のようですが、
まだまだこの先も中々変わりそうな気配はありません。
この街は面白いなぁ。

次回につづく