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187.アーユルベーダー・健康染め

4ヶ月前に日本でヘアケアー商品を扱うメーカーを
何社か訪問したのですが、
その中の1社は大阪のヘナを扱う会社でした。

みなさんご存知の通り、
ヘナはインド、エジプト、アフリカが原産の植物で、
染料として髪染めやタトゥー、マニキュアとして使われます。
しかし、染色性がケミカル系カラー剤ほどは
良くないことから日本の美容師さんからは敬遠されがちで、
染色の自由度が高いケミカル系カラー剤が
一般的に使われています。

また、以前にヘナの染色性を増強するために、
ケミカル成分を混合した「人工」ヘナが流通して、
それを植物系と信じて購入した方が
ケミカル成分にアレルギーを発症して
問題になったことがありました。
「ヘナに注意!」なんて報道されたことを聞いていたものですから、
私も少なからず、ヘナに偏見をもっていました。

大阪の女性社長に会って話してみると、
そうした偏見がひとつひとつなくなってゆきました。
インドのアーユルベーダという伝統医学では、
ヘナは薬草として炎症を抑えるために使われているのです。
ヘナ100%のカラー剤は大量生産に向いてないので高価ですが、
染料としてアレルギーや経皮毒の危険性が少ないだけでなく、
頭皮にも良いというのです。

現代人は、さまざまな環境やストレスによって
皮膚の免疫力が弱く、アレルギー反応をおこす人が増えています。
ケミカル系のカラー剤は頭皮にしみるし、
美容室でも頭皮に触れないように配慮しているくらいです。

わたしたち絶世健美は、「健康」と「美容」を
両立させることを主眼において、
王振国教授が開発した漢方の化粧品を販売しているので、
ハーブを使った「ヘナ」に非常に親近感を持ちました。
社長さんと意気投合して、中国の代理店になり、
そのまま研修を受けて、
ヘナケアマイスターというものまで頂いてしまいました。

しかし、目指すところは一緒でも、
自分で使って良いと思わないといけません。
白髪のない黒髪の私が、
どうしてヘナの良さを知ることができるのでしょう?
大阪から北京に帰ると、乾燥した北京の空気のせいか、
とたんにフケが出るようになりました。

<次回につづく>


2011年8月19日

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