人間は「気」で動いている。
私は中国に来てからそう信じるようになりました。
たまたま私たち絶世健美が漢方商品を扱っており、
漢方哲学の「気」についてよく触れる機会があるからです。
Eバイクは電気の量で、どれだけのスピードで、
どこまで走れるかが決まりますが、
人間の「気」は量だけではなく、質も様々。
大きな力でプラスに動くこともあれば、
大きな力でマイナスに突き落とす事もあります。
邱先生が気（木）の多い会社を材木屋とおっしゃります。
私は欲張りの方だと思いますが、上手く行かないときは、
気があちこち散漫すぎだったんじゃないかと感じます。

漢方の哲学では、
気が五臓六腑、肉体を動かすエネルギーと考えられています。
無限の気を上手に取り込んで利用することが出来る人と
そうでない人では健康の上でも、人生の歩む道にも
大きな差が出てしまうから大変。
中でも積極の気こそ一番の燃料だと思うようになりました。
意識的にも、無意識下でも積極であること。
これを習慣として身につけるため、
自分の思考が綺麗な形をしているか、
明るい色をしているか
散漫でないかを毎日確かめています。

王振国先生がこう語っていたことがあります。
「信念とはなにか？
信念は人間生活の精神的支柱で、活力の源です。
私は漢方抗がん剤の研究では失敗につぐ失敗でした。
どうして失敗の連続でも諦めなかったか？
それは『志があればことをなすことが出来る』、
『一握りの天才によって世界が作られているのではない。
奇跡は無名のものによって創造されているのだ。』
という信念を持っていたからです。
私はこの二句を自分の座右の銘として毎日見えるところに置き、
自身を鼓舞しています。」

心のなかに、一塊の積極の気を維持すること。
漢方との出会いは、良い習慣との出会いでした。

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