トップページ > 絶世美人便り > バックナンバー

   毎週金曜日更新

168.あの時はごめんね

中国人の元社員で懐かしい顔が
「小松さん、地震の問題はなかったですか?」
と連絡をくれたり、事務所を訪ねてくることが最近続きました。

元社員が連絡をくれると嬉しい限りですが、
「そういえば、あのときキツく怒鳴ってしまったんだよな」とか
「この子は大泣きした子だ」と過去のシーンが思い浮かびます。
申し訳なかったという気持ちが伴って。

今思うと、大抵は当時の私にも負い目が。
合理主義が偉いとばかりに威張り、
人情や面子など色々な要素で動く人間の本質を見失い、
社員を掌握できていなかったのです。
その反動で怒鳴ったから情けない気持ちになるのです。

そんな反省もあり、再会する機会があったら
「よく直接的な言い方ばかりして傷つけてしまって悪かった」
と謝るようにしています。
すると「文化の違いだから仕方ないのかなと思ってました!」
と許してくれるのです。
わたしたちの社員に女性が多いからでしょうか、
大陸の性格でしょうか、
彼女たちのカラッとした大らかな性格は
とても人間味のある気持ちよいものがあります。

「何かを成し遂げる事は一時の成敗だが、
人格形成は一生の成敗に関わること。」
とはわたしたち絶世健美商品の開発者、
王振国先生の言葉です。
この言葉はこの先何度噛みしめても足りません。

中国で働く外国人をみていると、
文化や意識等の差に怒りっぽくなる人が多いですが、
それで社員を掌握する人を見た事がありません。
経済活動をする者としては
合理性を欠かすことはできませんが、
無神経もいけません。
まずは裸の人間になって、合理性以外の何かで人間関係をつくり、
包み込むくらいになるといいのですが。
中国人や台湾人の先輩やリーダーをみると、
これを言ったら最後の2歩手前くらいの言葉を
極めて冷静に言い、スリルがありますが、
表情はとても人間味にあふれています。

合理性を貫きながら、人間味を膨らませるという訓練を
スタッフと通じてさせて貰っています。
未だ未だではありますが、
一生の成敗に関わる貴重な経験をさせてもらっています。

絶世の活動情報 : www.zessei.com


2011年4月8日

<<前へ  次へ>>