新しい携帯には興味を示さずにいた私ですが、
2年以上も同じ機種をつかっていたら、
周りの中国の友人に馬鹿にされるので、
ついに先日買い換えることにしました。
中国の若い人も例にもれず新しいものに目がありません。
特に生活必需品である携帯にはお金を惜しまず、
それが新しくて良いものであれば、
給料の一ヶ月、二ヶ月分のものでもそれを手に入れます。
私の周りでは、日本人より中国人の持っている携帯電話のほうが
多機能で見た目もよいくらいです。
それほど物欲の強さには目を見張るものがあります。
北京のある程度の給与水準の人だったら、
大型液晶テレビやDVDプレイヤー、ゲーム機、パソコン、
一通りのものを信頼できるブランドのもので固めています。
日本人の所得の何分の一という人が買うのですから、
何が何でも欲しいということにほかなりません。
その為に仕事をするのですから、
仕事にも張り合いがあるというものです。
そういう人にインタビューすると、
「毎日使うものであれば、良いもの使いたい。
こころも豊かになるし、下手なものを買って
あとで買い換える事になるよりもずっといいです」と。
こういう人が中国の内需を引っ張ってゆくのですから、
ますます中国は豊かになるのでしょうね。
話は戻ってケイタイですが、結局中国の友人の影響で
今流行のスマートフォンに買い換えました。
電話とショートメールが出来れば良いし、
余計なお金は使いたくないと考えていたのですが、
何時の間にか乗せられてしまいました。
価値観が細分化された日本では、
一つの方向に皆が流されることも少なくて、
メディアが盛り上げるもどこか冷静な空気が流れています。
中国ではブームが起きると隣の人と一斉に同じ方向を見て、
にぎやかになります。
ケイタイから話が広がりすぎてしまいましたが、
流行も流される人がいないと起きないのですから、
自分にない価値観でも流されてみると新しい発見があって、
楽しいものですね。
<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com
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