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107.新しいもの好きで本物志向

新しい携帯には興味を示さずにいた私ですが、
2年以上も同じ機種をつかっていたら、
周りの中国の友人に馬鹿にされるので、
ついに先日買い換えることにしました。

中国の若い人も例にもれず新しいものに目がありません。
特に生活必需品である携帯にはお金を惜しまず、
それが新しくて良いものであれば、
給料の一ヶ月、二ヶ月分のものでもそれを手に入れます。
私の周りでは、日本人より中国人の持っている携帯電話のほうが
多機能で見た目もよいくらいです。
それほど物欲の強さには目を見張るものがあります。

北京のある程度の給与水準の人だったら、
大型液晶テレビやDVDプレイヤー、ゲーム機、パソコン、
一通りのものを信頼できるブランドのもので固めています。
日本人の所得の何分の一という人が買うのですから、
何が何でも欲しいということにほかなりません。
その為に仕事をするのですから、
仕事にも張り合いがあるというものです。

そういう人にインタビューすると、
「毎日使うものであれば、良いもの使いたい。
こころも豊かになるし、下手なものを買って
あとで買い換える事になるよりもずっといいです」と。
こういう人が中国の内需を引っ張ってゆくのですから、
ますます中国は豊かになるのでしょうね。

話は戻ってケイタイですが、結局中国の友人の影響で
今流行のスマートフォンに買い換えました。
電話とショートメールが出来れば良いし、
余計なお金は使いたくないと考えていたのですが、
何時の間にか乗せられてしまいました。
価値観が細分化された日本では、
一つの方向に皆が流されることも少なくて、
メディアが盛り上げるもどこか冷静な空気が流れています。
中国ではブームが起きると隣の人と一斉に同じ方向を見て、
にぎやかになります。
ケイタイから話が広がりすぎてしまいましたが、
流行も流される人がいないと起きないのですから、
自分にない価値観でも流されてみると新しい発見があって、
楽しいものですね。

<つづく>
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2010年2月5日

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