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93.発酵食品と発酵サプリメントで健康に

中国の民間療法ですが、
食べている物で健康状況を知るというのがあります。
いろいろな料理があるなかで、
何故その人がその食事を選んだのかを推察して、
その時点で当人に不足しているものや
煩っている病気を知るというものです。
日本でも「酸っぱいものを食べたい時は疲れている」とか、
そういった知恵がありますね。

「身体に不足しているものが食欲に影響する」
という身体の性質を私も信じていて、
急に食べたいものがあったら、
自分の身体はどんなものを欲しているのかと、
頭を巡らす癖があります。
私事ではありますが、最近はよく納豆やみそ汁などの植物性の
発酵食品が増えたようです。

中国は発酵食品の宝庫です。
プーアル茶、紅茶、醤油を初めとして、ピータン、
豆腐を発酵させた腐乳など、
発酵食品が普段の食生活にあふれています。
これらの発酵食品は人間が食す前に、
微生物が分解しているので、
特別な栄養素が含まれています。
微生物が人間に有益な物質をつくれば「発酵」、
人間に有害な物質をつくれば「腐敗」ですから、
発酵と腐ることは紙一重ですから、
中国の発酵食品もきわどい味のものが多いですが、
慣れてしまうと癖になってしまいます。
ちなみに王振国先生の研究にも「発酵」技術が応用されていて、
例えば「康美」という健康サプリメントも
冬虫夏草や霊芝の菌類を発酵・増殖させて、
普通の食事では採れない栄養がカプセルに込められています。

発酵の仕組みのように、
身体の仕組みも身体に善玉の細胞が多ければ健康だし、
悪玉の細胞が増えれば身体は酸化してやがて腐ります。
良いバランスを保つには、善玉細胞が育ち易い環境を
作ってあげることですが、それには何を食べたら、
体調がこう変わったと自己観察をしながら、
心地よくなる食べ物を知るのが自分なりにできる
生活習慣病予防じゃないでしょうか。

北京でつかの間の秋を楽しんでいますが、
私は夏の間に冷たいものや麺類などばかり食べて
栄養に偏っていましたので、
栄養豊富な発酵食品をばかり食べているのかもしれません。

<つづく>
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2009年10月30日

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