不規則な仕事をしている人に多いと思いますが、
遅い時間の食事をとったり、
ストレスが解消できてなかったりすると、
顔にオデキが出てくることありませんか?
毛根に脂肪分や汚れがたまって、
炎症を起こしているということも考えられますが、
中国流では「上火(しゃんふお)」が原因だと考えられます。
「上火」は中国医療の考え方のひとつで、
ストレス、食生活や、季節の変わり目や厳しい気候が原因で、
身体のバランスが崩れ、のぼせた様な状態のことを表します。
それを示すサインとして、口内炎、便秘、オデキ、
喉が渇くといった症状が現れます。
日本では、顔にオデキができたら、
油分が多い食事をしすぎたと反省する程度でしたが、
身体のバランスが崩れているサインとして捉えて、
「上火かも」と考えるのが中国流なんですね。
こうした考え方があるおかげで、
オデキや便秘等、
ともすると些細なことと片付けられることでも見逃さなくなります。
とてもよい習慣です。
上火対策としては、
一番基本ですが「食事に気をつける」こと。
刺激物の多いスパイスや肉類、魚介類を避けて、
熱を下げる苦瓜やスイカなどを採り、
菊茶という「菊の花のお茶」を飲むとのこと。
漢方薬を飲むと教えてくれました。
漢方薬もよく利用されます。
一番有名なのが「牛黄解毒片」です。
牛黄は牛の胆嚢又は胆管にできた結石なのですが、
一体誰が最初にこんなものを口にしたか、
かなり気になるところです。
最後に粗治療です。
絶世健美の職員はよく行っている「中国式グアシャー」です。
これはマッサージの一種で、
玉を使って背中の血液が滞っているところを中心に
グリグリと擦りつけます。
写真で見て頂けるように、終わった後はアザだらけ…。
初めてグアシャーしてもらったときは、
思わずマッサージ師の手をはねのけたくらい痛かったです。
女性には到底人気が出そうにもないマッサージですが、
荒治療だけに効果抜群なんです。
体内に溜まっていた毒素が排出されて、
気分もスッキリと落ち着き、火照った感じがなくなります。
勿論、アザは数日後には綺麗に無くなるので
私も2ヶ月に1度グアシャーしています。
こういう知恵は何千年にもわたり伝えられていて、
当たり前のように中国人の習慣となっています。
身体のサインを読みとって、大事に至る前に対処する
漢方の「未病」の考え方や多くの知恵から
私たちは多くのことを学ぶことが出来ます。
<つづく>
絶世の活動情報 : www.zessei.com
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