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268.「閉めるために開ける」と言われ~ても~

それでも開けちゃうレストラ~ン~。

どうでしょう、演歌風に聞こえましたでしょうか。
(ふざけ過ぎですかね!?)

古き良き料理屋であるレストランと工業化が進むレストラン。
どちらもレストランだけど違うもの。

その中でどう店舗展開を考えるか、考えないか?

数十店舗のレストランチェーンを運営していた私の先輩経営者に言わせれば
「キムさん、レストランを楽しみながらできるのは、
だいたい30店舗ぐらいまでですよ。」との事なので、
私は何だかその数が気に入っております。

でまた、それ以上の店舗展開をすると
旺盛な資金需要が発生するわけで
それを自己資本だけでやり切るのは、
レストランの投資回収速度からすると厳しいわけです。

そこで私が考えたのは、私なりの「店舗展開ピラミッド」です。
下記の図をごらんください。
(なんか、プレゼンテーションみたいですね。)

あまり、自社の戦略を公にするのもどうかと思いますが、
まあ、パブリックカンパニーを目指しているんだからいいでしょうね。

図のとおり、料理屋を1、2店舗、
自社が直営でやる店舗を20ー30、
あとは、社員独立とフランチャイズ等で100ぐらいということです。

料理屋は、あくまで自分が最高だと考えられることをやる。
(ちょっと道楽がはいってもいいと思います。)
従業員も含めてそこで働くことが一つの目標になるような店を。

直下の直営店も、ブランドと人材育成のためにある程度お金を投資する。
短期的な利益だけを求めず、むしろ利益は合理的な範囲に抑える。

フランチャイズもしくは、社員独立は、
業態の合理化とオペレーションの簡易化(工業化)を徹底的に。

こうみると、それぞれの存在目的も違うし、
また、きっと業態や事業の寿命も違うわけです。

この寿命の問題を考える時に参考になるのが
日本の長寿ブランド、いわゆる「老舗」です。


2012年5月14日(月)

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