| 組織づくりと人づくりに苦労することは、経営においては極めて普通のことではありますが、
 店舗に立って、暇な時間に従業員が動いてなかったり、
 椅子に座ってしゃべっていると
 腹が立つのは、
 一般的な経営者として、当たり前の現象だと思います。
 「いかに従業員をこき使うか。」「いかに遊ばせないか。」
 こんな表現は、私のもっとも嫌いな表現ではありますが、現場で腹を立てている自分に気づき、
 苦笑いをせざるを得ません。
 そんな時に、先週ご紹介したハナマサの元社長である、小野親方にこんなことを言われて、
 思考の角度ががらりとかわりました。
 「あのね、キムさん。」「経営者がだいたい従業員を使えるわけがない。
 従業員を自分で使おうとすること自体が間違っている。」
 「いいか、従業員はお客様に使ってもらうんだ。」 「経営者の仕事は、お客様をたくさん集めてくるようなアイディアを
 限りなくたくさん考えて、お客様を店に集めることだ。」
 「お客様を集めたらあとは、親愛なる従業員諸君にお任せすればいい。
 喜んで働いてくれるはずだ。」
 仕事の成果= 考え方 × 能力 × 努力だと思いますが、この考え方をがらりと変えるようなアドバイス。
 これまた、自分の未熟ぶりに頭を掻くのみでした。
 「従業員はお客様に使ってもらえ。」 お裾分けします。 
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