トップページ > 成功の都「成都」からの便り > バックナンバー

   毎週月曜日更新

190.ワインを残す余裕

友達とワインを飲んでいるときに、
ふとワインの瓶の大きさについて語ることとなりました。

彼曰く、
「ワインっていうのはさ、
二人で飲むとちょうどいい量なんだよね。」
考えてみて納得でした。

たしかに、それなりに飲める人にとって、
二人でワイン一本というのは本当にちょうどいい量なんですね。

それほど酔いもせず、会話がはずみ、
そしてちょっとだけ物足りない感を残す量でいい余韻を残す。

そんな話をしているときに思い出したのは、
マナーとしてワインを残すということ。

いいレストランのいいお客さんというのは、
どんなに高いワインを飲んでも必ず少しワインを残すそうです。
それは、ソムリエを育てるために。
ソムリエは、いくら知識を積んでも、
お客さんが飲むすべてのワインを飲むわけではありません。
だから、お客さんが残したワインを少し頂いて、
その味を覚えて勉強するそうです。

そして、そのことをよく理解している大人な客が、
どんなに高いワインであっても、
いや、高いワインであればあるほど、
そっとさりげなくワインを残していくのです。

思うのは、何をするにあたっても
そのちょっとした余裕が大切なんだなと。

翻って、仕事に忙しくし、汗をかくだけでなく、毎日生きる中で、
ワインを残すように余裕を残しながらこなしていくことが、
大人になると大切になってくるなということです。

そっとワインを残すような生き方をしていこう。。。

PS
そうそう、私の先輩がワインの本を書きました。
ワインに詳しく、そして戦略コンサルタントとしても一流の方です。
ワインの好きな方はよかったら読んでみてくださいな。


2010年11月15日(月)

<<前へ  次へ>>