(前回より続き)
人の成長戦略でも企業の成長戦略でもやはり、
「良いところを伸ばすことにチャンスがある」のであり、
問題をなくすことにたけた人間や企業が
勝つのではないのだと思います。
一方、ここ数年日本では
“問題解決能力の向上”がどこでも言われてきました。
きっと今でもそうだと思います。
が、それは字のとおり問題解決がうまくなるだけです。
問題は解決されるとどうなるか。
答えは、“問題がない状態になる”だけです。
問題が解決されたからといって
何かがすごく良くなるわけではないのです。
最後に。
ただし、特に仕事面では、また30台前半以前の人については、
しっかりと悪いところを直すことを強くお勧めします。
仕事人として円熟することは
人生の後半をとても豊かにしてくれると思います。
その為に自分にピカッと光る良い点を持つことはとても大事です。
ただし、一方で若いころにしか学べない、
人生の基礎体力づくりを怠ると、
これは人生の後半ではなかなか取り返しにくいものになります。
基本はいいところを伸ばす。
でも30代前半までであれば大きな弱点つぶしもかなり大切ですよ。
どんなにしんどくても。
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