生意気なタイトルだからといって怒らないでくださいね。
先日友人とおしゃべりをしているとき、将来こんなことしたいね〜。
というたわいもないことを話していました。
それには、結構なお金がかかるので、
私が「じゃあ、頑張ってためないとね〜。」と言った瞬間、
彼は「いや、お金は貯めるもんじゃない、つくるもんだ。」
「よし、そのお金つくろう!」と言い放ったのでした。
ずいぶんと男らしい、そしてカッコイイ響きで、
そのフレーズが頭に残っています。
そのお金は億単位の額ですから、
確かに普通に生活して普通に貯めていてはたまらないものです。
だからこそ自分で考えてつくるということになるのですが、
人生においては、現在の延長線上で頑張ってもどうにもならない
目標や夢があるものです。
そういう状況では、思い切って違うことをする必要が出てきます。
良くある質問ですが、
「あなたは年収いくら欲しいですか?」
「そうですね、1000万円以上ですね。」
「では今はいくらですか?」
「350万円です。」
「では、今の仕事を続けて1000万円になれますか?」
「頑張ればなれるかも・・・。」
「では聞きますが、
あなたの上司の部長さんの年収はいくらですか?」
「900万ぐらいだと思います。」
「ではあなたは社内で部長以上になれる自信はありますか?」
「いや、それは難しいと思います。なぜなら・・・」
「では、今の会社で年収1000万円は無理ということになりますね。」
「はい。」
「ではどうしますか?」
「考えて見ます。」
今の職で自分が欲しいもの―
勘違いしないでくださいね。
便宜上、目標の一例として年収の話を書きましたが、
それが余暇であったり、家族との時間であったり、
豊かな人間関係であったり、なんでもいいわけです―
が手に入らないことがわかっているのに
そこでダラダラする必要はないわけです。
こんなことが廻りではありふれています。
そして私も、「今の自分」と、
「近い将来そうなりたいと思っている状態」
の乖離を埋めようとするとき、現在の頑張り方向性でいいのか、
ドラスティックな変更をする必要があるのかを
確認する必要があると考えています。
今の延長がだめなら、すぐに方法や環境を変えてみる。
何のためらいもこだわりも迷いもなく。
所詮、人生はこういった仮説検証の連続なのですから、
何も恐れることはないじゃないですか。
金は貯めるなつくれ、というのは
そんなことを考えるきっかけになった言葉でした。
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