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151. 可愛いやつ

仕事してますと「上司に可愛がられる」というか、
「可愛いやつ」という要素が結構大切な気がします。

今私にはたくさんの部下や従業員がいますが、
ちょっと上から目線で恐縮な言い方ですが、
やっぱり可愛いやつが可愛いのです。

その昔、コンサルティング会社で働いていたとき、
あまりに仕事ができなくて
2年ぐらい仕事を干されたことがあります。
プロの集団だったので、仕事ができないやつは、
棟梁(マネージャー)から声がかからないと
プロジェクトになかなか入れないのです。

正直、最初の2年ぐらいの私は
ちっとも可愛いやつではありませんでした。
声がかからなくても、「知らねーよ」というような態度で
ふてぶてしかったようです。
それでも、地道に努力を続けて、仕事ができるようになりたいと
まじめに努力だけはしていました。
するとたまに物好きなマネージャーから声がかかり
「ちょっと使ってやっか」ということになります。

私は、まちにまった仕事のチャンスですから
おもいっきりアクセルを踏むわけですが、
まあそういうのは往々にしてスベルわけです。
でも、そういう頑張りを見せた後のヘマは
上司にとってちょっと可愛いようで、
厳しく怒られながらも丁寧に改善点を教えてもらったり、
その夜にいっぱい飲ませてくれたりしました。

もちろんその日の私はものすごく落ち込んでるわけです。

翻って、仕事における可愛いやつの条件を考えてみました。

・頑張ってるやつ
・まじめなやつ
・明るいやつ

書き出しますと普通の条件なのですが、
頑張ってると応援したくなるのが人間です。
そして、不器用でもちょっとぐらいバカでも、
ちょっとぐらい仕事が遅くても
まじめなやつはやっぱり可愛いものです。

あと、大切なのは、暗いやつはだめです。
だれだっけな?「ネアカ」が大事だとか言ってた人がいたけど・・・
松下幸之助さんかな?

私も暗くて、陰気くさくて、文句ばっかり言ってて、
批評ばっかりしているやつは自分の部下には勘弁です。

どうぞ皆様もお気をつけあそばせ。


2010年2月15日(月)

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