先日、韓国の国家代表の
No.1バリスタ(コーヒー職人)と会いました。
CBC1位(韓国のバリスタコンテスト)。
WBC12位(バリスタ世界チャンピオンシップ)等
華々しい記録の持ち主です。
今私は、雲南産の我々の素晴らしい豆を売る仕事に
従事し始めましたから、こうした人と会い始めています。
彼の名は“Timothy”。
韓国では相当な有名人のようです。
我々の雲南の農場に来たこともある彼は、
私たちの豆をとても高く評価していてくれました。
一方で、
「韓国では、豆がよいとか、
コーヒーが本当においしいという理由で、
その店にコーヒーを飲みに来る人はほとんどいません。
簡単に言えば、ほとんどの人はコーヒーの味はわからないのです。」
「また、今韓国では
中国製品に対する拒絶感が少しずつ強まっています。
どうやら日本にもそういう傾向があるようですが。」
「そもそも、私がカフェにとって大事だと思っているのは、2点で、
1つは雰囲気です。
やはりそこで楽しく話ができて、インテリアに特徴があること。
そして、“変化”です。
一か月に一回たとえば今月のコーヒーが変わるといったように、
いつも異なる楽しみがあることです。
また価格については、これは私の考えですけど、
高いコーヒーを100杯売るより、
中ぐらいの値段で300杯売る方がいいと考えています。」
というような話を交わしました。
先日、邱グループの同僚が東京に2週間ほどとある修行に行った時、
東京でうんざりするほどまずいコーヒーを出しているカフェが
大繁盛していたと言う話をしていました。
雰囲気がとてもいいらしいのです。
結局、日本や韓国ぐらいそれなりに成熟したコーヒー市場でも
味はあまりわからないということのようです。
コーヒーを売る仕事を始め、邱先生をして、
「中国で10本の指に入る綺麗なカフェ」
と言わしめた店もオープンしました。
が、実はまだ売り上げはさっぱりです。
最近、コーヒーのことを猛烈に考えています。
そして、勉強を重ねています。
まだ、はっきりとしたものは見えていませんが、
店は3カ月、豆は6カ月で
きざしが見えてくるような予感がしています。
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